
日程調整ツール「bookrun」とは?特徴や料金プラン、使い方を解説
日程調整ツールの導入を検討するに当たって、bookrun(ブックラン)を検討している方もいるでしょう。bookrunとは、formrunが提供する日程調整ツールです。
本記事では、bookrunの特徴や料金プラン、使い方の流れを解説します。また、bookrunがおすすめの企業についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- bookrunならではの特徴
- bookrunの料金プラン
- bookrunをおすすめできる企業
bookrunの特徴

画像出典:bookrun
はじめに、bookrunの主な特徴を3点紹介します。
- 日程調整作業の手間を大幅に削減
- 最適な担当者への自動振り分けが可能
- formrunとの連携でビジネスチャンスを逃さない
それぞれ見ていきましょう。
日程調整作業の手間を大幅に削減
bookrunで日程調整作業を自動化すれば、業務効率の向上を図れます 。bookrunでは、GoogleカレンダーやOutlookの空き枠から、予約可能な時間帯の自動抽出が可能です。主催者は日程調整ページのURLを相手に共有するだけで、日程調整を完了できます。
具体的には、以下の作業を自動化することで、日程調整のためにメールや電話でやり取りしたり、調整後にフォローアップしたりする手間を大幅に削減できます。
- Web会議URLの発行
- 前日もしくは当日にリマインドメールの送付
- 主催者への予約詳細やゲスト情報の通知
最適な担当者への自動振り分けが可能
bookrunでは、日程調整後の担当者への振り分けも自動化できます 。
例えば、担当者への自動振り分けでは、予約時間の空いている担当者のなかから、ランダムに1名を抽出できます。また、担当者の優先度を4段階で設定できるので、柔軟な振り分けが可能なのもうれしいポイントです。
チームでの営業活動や、カスタマーサポートを行っている企業にとっても便利な機能です。
formrunとの連携でビジネスチャンスを逃さない
bookrunは、フォーム作成サービス「formrun(フォームラン)」と連携することで、見込み顧客との設定を効率よく作れます 。
formrunで作成したフォームに日程調整の項目を入力することで、フォーム訪問者に日程調整を促し、そのまま商談予約を受け付けることが可能です。フォーム送信から面談設定までのタイムラグをなくし、商談機会の取りこぼしを防ぎます。
formrunとの連携を活用すれば、顧客対応のスピードを上げるだけでなく、成約率の向上も期待できるため、営業活動の成果を最大化できるでしょう。
bookrunの料金プラン
bookrunの料金プランは、以下の4つから選択できます。
| Freeプラン | Personal Proプラン | Teamプラン | |
| 月額(税込) | 0円 | 790円 | 990円/ライセンス |
| 最大所属人数 | 1人まで | 1人まで | 無制限 |
| 日程調整回数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 作成可能なブックボード数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 公開可能なブックボート数 | 2つまで | 無制限 | 無制限 |
※2025/12/4時点
各プランの詳細を詳しく見ていきましょう。
Freeプラン
Freeプランでは、無料でbookrunの基本機能を利用できます 。
ただし、公開ブックボード(日程調整用のカレンダー)は2つまでとなっています。また、以下の機能が利用できません
- 予定情報のCSV・Excel出力
- ゲスト向けのリマインドメール
- 主催者向けの通知先メールアドレスの追加
- 予約確定画面のカスタムメッセージ
機能面では制限がありますが、個人での利用を考えている場合や、bookrunの使用感を体験してみたい場合におすすめです。
Personal Proプラン
Personal Proプランは、個人での日程調整において、bookrunのすべての機能を利用できるプラン です。公開ブックボードの利用数にも制限はなく、月額料金は790円です。
ただし、複数人の日程調整には対応していません。
個人事業主の人や、複数の部署を横断して日程調整をしたい人におすすめのプランです。
Teamプラン
Teamプランは、複数人での日程調整に対応したプラン です。すべての機能を制限なく利用可能です。
チーム内で保有する担当者のライセンス数ごとに990円/月が発生する料金体系となっています。ライセンスとは、日程調整用カレンダー内で担当者になることができる枠のことです。例えば、チーム内の3名で商談を担当する場合は、3枠のライセンスを取得する必要があります。
複数人での利用を検討している人や、すべての機能を制限なく利用したい人におすすめのプランです。
bookrunとVIVIT LINKの比較
自社にあった日程調整ツールを導入するためには、複数のツールを比較検討することが大切です。ここでは一例として、bookrunとVIVIT LINKを比較してみましょう。
| サービス名 | bookrun | VIVIT LINK |
| 特徴 | formrunとの連携で問い合わせから商談予約までの導線を一体化できる | 社内外での多人数のスケジュール調整を効率化できる |
| 料金 |
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要問い合わせ (料金プランページへ) |
| 機能 |
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| 連携できるサービス |
|
|
| 日程調整の種類 | 候補提案型 | 予約受付型・投票型 |
| サポート | メールベースでの対応 | 操作レクチャーや不明点に関する相談がいつでも可能 |
| セキュリティ | 「ISO 27001(ISMS)」の認証、プライバシーマークを取得 | 「ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO 27017)」を取得した安全なデータセンタで稼働 |
※2025/12/4時点
bookrunでは、フォーム作成サービス「formrun」との連携により、フォームを入力するタイミングでスケジュール調整を促せます 。これにより、問い合わせから商談予約までの導線を一体化できるため、営業活動の効率化が期待できます。
一方で、VIVIT LINKは「1対1」「1対複数人」「複数人の空き時間調整」といった、さまざまな調整パターンに対応できる日程調整ツールです。特に複数人での日程調整をスムーズに行えるのが大きな強みです。また、操作レクチャーや不明点に関して、いつでも相談できるサポート体制があるため、日程調整ツールの導入が初めての企業でも安心して導入できるでしょう。
VIVIT LINKについて詳しく知りたい方は、次のページを参考にしてください。
VIVIT LINK(ビビットリンク)- チームで活用する日程調整ツール
bookrunの使い方
ここでは、bookrunのアカウント登録方法と、日程調整の方法を、それぞれ紹介します。
アカウント登録をする
bookrunのアカウントを登録する際の流れは、以下のとおりです。
- 「無料でスタート」をクリックする
- 連携するアカウントを選択する
- アクセス権を設定する
- 利用目的・基本情報を登録する
1.「無料でスタート」をクリックする

まずは、公式サイト(https://b-book.run/home)にアクセスし、トップページ上部の「無料でスタート」ボタンをクリックしましょう。
2.連携するアカウントを選択する

次に、カレンダーに連携するアカウントを登録します。「Googleで登録」「Microsoft 365で登録」のいずれかをクリックしてください。
3.アクセス権を設定する

次に、アカウントへのアクセス権を設定します。すべての項目にチェックを入れ、続行ボタンを押してください。
4.利用目的・基本情報を登録する
続いて、画面の指示に従い、利用目的、業種、所属部署・役職、利用人数を選択します。

↓
その後「日程調整フォームへ」を押すことで、アカウント登録が完了し、日程調整ができるようになります。
日程調整を行う
日程調整を行う際の流れは以下のとおりです。
- ホーム画面の「+新規ブックボード」をクリックする
- 日程調整に必要な情報を入力する
- 調整相手にURLを共有する
1.ホーム画面の「+新規ブックボード」をクリックする

まずは、bookrunのホーム画面にログインし、「+新規ブックボードを作成する」をクリックします。
2.日程調整に必要な情報を入力する

次に、日程調整に必要な以下の情報を入力します。
| 項目 | 内容 |
| ブックボードのタイトル | 作成するブックボードの名前を設定する |
| 日程候補 | 回答者が選択できる日時を設定する |
| 受付時間・期間 | 予約を受け付ける時間帯や期間を設定する |
| 回答者情報 | 回答者が入力するための情報(名前やメールアドレス)を設定する |
| 公開設定 | ブックボードを公開するか非公開にするかの設定をする |
3.調整相手にURLを共有する

最後に、作成したブックボードのURLを日程調整をしたい相手に共有すれば完了です。
bookrunの導入がおすすめな企業
日程調整ツールは、自社の規模や用途に合ったものを選ぶことが重要です。そのなかでも、bookrunの導入がおすすめなのは以下のような企業です。
- インサイドセールスに力を入れている企業
- formrunをすでに導入している、あるいは導入を検討している企業
- 面接や商談の担当者の振り分けを自動化したい企業
bookrunはformrunと連携することで、お問い合わせフォームから商談予約までの導線を自動化できます。Webサイトの資料請求やお問い合わせから、日程調整ページに誘導できるので、商談の取りこぼしを防げるのが魅力です。
また、担当者の自動振り分け機能では、ランダムまたはメンバーに設定された「優先度」をもとに、担当者の割り当てが行われるのもポイントです。これにより、日程調整業務だけでなく、担当者の割り当ても効率化できます。
ただし、「1対1」「1対複数人」「複数人の空き時間調整」といった、さまざまなパターンで日程調整を効率化したい企業は、bookrunよりもVIVIT LINKを利用するのがおすすめです。
VIVIT LINKは外部組織の人をゲストメンバーとして登録でき、営業担当者・販売代理店・顧客との商談のように3者間での日程調整もでき、業務効率化を図れます。また、Web接客ツールのTETORIとも連携できるので、新規顧客獲得を効率化したい企業にも適しています。
まとめ
bookrunは、日程調整の効率化はもちろん、formrunと連携することで商談機会の取りこぼしを防げるツールです。営業活動の効率化をめざしている企業に特におすすめです。
しかし、企業によってはさまざまな日程調整の効率化を図りたいところもあるでしょう。その場合は、今回bookrunと比較したVIVIT LINKがおすすめです。ぜひ検討してみてください。

