イメージ_ウェビナー成功のコツとは?話し方や運営のポイント

ウェビナー成功のコツとは?話し方や運営のポイント

ウェビナーはセミナーとは異なり、参加者と実際に対面するわけではありません。そのため、成功させるためには、ウェビナー独自のコツを押さえる必要があります。

ウェビナーのコツを話し方や進め方、事前準備などのコツを紹介します。ぜひ参考にして、ウェビナーを成功させましょう。

【ウェビナー講師のコツ】話し方・進め方

イメージ 【ウェビナー講師のコツ】話し方・進め方

ウェビナー講師は、参加者を引き込み、ウェビナーに集中させるために話し方や進め方のコツを抑えておく必要があります。ウェビナーを成功させるためには欠かせません。

台本を用意しておく

ウェビナーを開催するにあたり、 司会進行のための台本は必須です 。台本があることで、なにかトラブルがあったときでも問題なく対応できます。ウェビナーの台本には、以下の事項を書いておきましょう。

  • 冒頭挨拶
  • 注意事項
  • セミナー紹介
  • トラブル対応

棒読みにならないように、作り込まないことも大切です。完全に文章にするのではなく、伝えたいことを要約し、箇条書きで書いておきましょう。

話のテンポを意識する

ウェビナーで話すときには、 話のテンポを意識しましょう 。一文一文を短く区切り、要点をまとめます。一文を短く切ることで情報が整理され、参加者が理解しやすくなるので、満足度の向上につながります。

少し早めに話すと話のテンポ自体は良くなるのですが、参加者が理解できずに置いてけぼりになりやすくなるので、話すスペースを変えずに心地よいテンポになるよう練習が必要です。

抑揚をつけて話す

 声のトーンを変化させ、抑揚をつけて話しましょう 。一本調子だと参加者の集中力の低下や離脱を招きます。

重要なところはゆっくりと、それ以外はスラスラと話すといったスピードの変化のほか、大事な話のときには大きな声で話すなど、声の大きさに変化をつけるのも大事です。

話に合わせてボディランゲージを用いるのも有効です。ボディランゲージを用いることで、強調したい部分を強く印象付けられます。

カメラ目線を意識する

ウェビナー中はカメラ目線を意識して話しましょう。ウェビナー中は講師の顔が画面いっぱいに映し出されるので、目線のズレは参加者から見てすぐわかります。

目線を外すと、講師の意識が他の場所に移ったように感じるため、 参加者の集中力の低下につながります 。カメラの向こうに参加者が居ることを意識して話すよう心がけましょう。

相互交流できるようにする

参加者が飽きないような仕掛けとして、相互交流はとても効果的です。相互交流には、 コメント、クイズ、アンケート などがあります。

参加者が残してくれたコメントにはすぐ反応するようにしましょう。ウェビナーの内容を反映したクイズを出題することもおすすめです。アンケートや質疑応答は参加者の意見が直接反映できるという点で、非常に有効です。

想定される質問・コメントに対してさまざまな反応を準備することで、スムーズにウェビナーを進行することができます。参加者の反応に合わせ、時にはウェビナーの進行を変えることで、より参加者を話に引き込むことができます。

資料を見せながら話す

参加者の集中力が途切れないように、こまめに画面に変化を持たせましょう。 資料を見せながら話す ことが有効です。適切なタイミングで資料を見せれば、参加者の注意を引き、集中を途切れさせません。また、資料自体のわかりやすさも重要です。資料がわかりやすいと、参加者の理解が深まりより満足度の高いウェビナーになります。

【ウェビナー運営のコツ】事前準備・開催後の対応

イメージ 【ウェビナー運営のコツ】事前準備・開催後の対応

ウェビナーを成功させるには、抜かりない事前準備が欠かせません。また、次につなげるために開催後のフォロー・振り返りも重要です。事前準備・開催後の対応についてのコツを見ていきましょう。

定量的な目標を設定する

集客数、コンバージョン数など、ウェビナーの目標を数字で定めることで、 効果を客観的に評価できるようになります 。どこに問題点があったか、次回に向けてどのように対策するかなど、検証がしやすくなります。PDCAを回すためにも定量目標は定めておくようにしましょう。

ターゲットを絞って集客する

ウェビナーは、ターゲットによって集客方法・宣伝方法が変わってきます。例えば、50代・60代などインターネットに不慣れな世代をメインターゲットにする場合、Zoom等の使い方を合わせて説明しないと警戒心を抱かれてしまう可能性があります。逆に20代に対してはこのような説明は不要です。 ターゲットを絞って効果的な集客ができるようにしましょう。 

ウェビナーの集客に関して詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。

内容がイメージしやすいタイトルを付ける

ウェビナーのタイトルは、ウェビナーに参加するかどうかを判断する大きな要素のひとつです。タイトルに どんな悩みを解決できるか、どんな価値があるのか、講師はどんな人か などの情報を盛り込み、目を引くタイトルを作成しましょう。

詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

構成を練る

ウェビナーの参加者を満足させるためには、よく練られた構成が必要です。 説得力とわかりやすさ を意識し、メインコンテンツを構成しましょう。特に、ストーリーを意識して構成することで、参加者の悩みを解決するウェビナーになります。また時間配分に関する検討も必要です。

ウェビナーの構成の作り方に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

必要な機材・環境を精査し漏れなく用意する

ウェビナーの開催には様々な機材が必要になります。顧客向けの高品質なウェビナ―なのか、社内向けの簡易なウェビナーなのかなど、開催目的によっても異なりますが、一度 必要と思われる機材を洗い出して漏れなく用意 するようにしましょう。主に必要な機材・環境として、以下のようなものがあります。

  • マイク
  • 外部カメラ
  • インターネット回線
  • ウェビナーツール

録画してアーカイブを閲覧できるようにする

ウェビナーは必ず録画するようにしましょう。参加者が再度見たいと思った場合や、未参加者のために残しておくことで、 結果的に集客につながる可能性があります 

また、今後のウェビナーに向けての学習材料にもなります。講師の話し方やその時の視聴者の反応など、アーカイブを見直して改善点を知ることができ、今後のウェビナーに向けての参考資料になります。

見やすい資料を用意する

参加者に画面共有で資料を見せながらウェビナーを進めていくことになるため、資料は見やすく分かりやすく作る必要があります。具体的には、 スライドの中のメッセージは1スライド1メッセージにする、図を多く使う、フォントサイズを大きめにする などで見やすい資料に仕上がります。

資料の作り方について詳しくは以下の記事をご覧ください。

本番前には必ずリマインドメールを送る

ウェビナーの参加者は申込日からウェビナー当日まで期間が空くので、 ウェビナーのことを忘れてしまう可能性があります 。リマインドメールを送ることで、参加率の低下を防ぎましょう。

リマインドメールはウェビナー直前だけではなく、2週間前、1週間前、前日と、少し前から3回程度送るといいでしょう。また、メールのタイトルにウェビナーのタイトルを入れるなど、受け取り手に気付いてもらう工夫も必要です。

終了後にアンケートを実施する

終了後にアンケートを実施すれば、 参加者から有益なフィードバックを得られます 。終了後のメールやQRコードを利用してアンケートに回答してもらいましょう。アンケートからは氏名や連絡先などの個人情報や、ウェビナーに対しての評価を確認できます。このデータから、次回のウェビナーに向けて対策を立てられます。

例えば、「資料がわかりにくかった」とあれば、資料の文字の大きさを変えたり、1スライドあたりの内容を減らしたりするなど、問題を分析し対処できます。改善点の洗い出しのために、終了後のアンケートは必ず取るようにしましょう。

早いタイミングでお礼メールを送る

 開催日の当日、遅くても翌日までに、参加者へお礼のメールを送りましょう 。ウェビナーの内容が頭に残っているうちに送った方が、関心を持ってもらいやすいです。お礼メールにはウェビナーの資料を添付したり、要点のまとめを記載したりすることで、よりウェビナーの内容が印象に残りやすくなるでしょう。

また、事前のアンケートで関心の高かった人に対しては、サービスの案内を添付することで、お互いの関係性が深まりやすくなります。

録画データを見て改善点を洗い出す

録画データを見ることで、進行中はわからなかった問題点を見つけ出すことができます。例えば、言葉の抑揚が少ない、表情の変化が乏しいなどです。また、 周りの人にも録画データを見てもらう ことで、自分だけではわからない客観的な問題点を見つけることもできます。

参加者のデータと照らし合わせるのもいいでしょう。参加者の発言タイミングや離脱タイミング、アンケートの返信率などを確認すれば、より深い分析や解決策が生まれるでしょう。

ウェビナーを成功させるためにコツを押さえて対策をしよう

ウェビナーは対面でのセミナーと違い、参加者はいつでも離脱できます。そのため、いかに参加者を引きつけるか、集中させられるかという点を意識しましょう。

参加者を引きつけ、その後の集客にも繋がるようなウェビナーを開催するために、ぜひ今回紹介したコツを実践してみてください。

記事監修者

記事監修

津曲雄也コンサルティングセールス・ウェブ解析士

マーケティング支援ツールのコンサルティングセールスとして導入支援をおこなう傍ら、自身もオンライン商談を月に50回以上実施。その知見を活かし自身が出演するYouTubeチャンネルでも動画を数多く公開。