Zoomウェビナーで参加者の顔は見える?参加者の顔を映す方法や注意点についても解説
Zoomウェビナーでは顔出しせずに参加できるため、参加者としてはプライバシーが守られ安心できます。一方、主催者側としては参加者の反応がわからず、不安なままセミナーを進行しなければなりません。
せっかくウェビナーを開催するのであれば、対面のセミナーのように参加者の顔を見ながら進めたいですよね。この記事では、Zoomウェビナーで参加者の顔を映す方法や、顔出しをしてもらうためのポイントを解説します。参加者の反応や表情を把握したいと考えているウェビナー主催者の方は、ぜひ最後までお読みください。
Zoomウェビナーで参加者の顔は見える?
Zoomウェビナーでは、Zoomミーティングと違ってホストから参加者の顔を見ることはできません。参加者に顔出しをしてもらうには、参加者のステータスをパネリストに昇格させたうえで顔出しを承諾してもらう必要があります。
ホストから参加者(視聴者)の顔は見えない
Zoomミーティングでは視聴者側で画面共有やカメラのオン・オフを切り替えることができます。一方、Zoomウェビナーの参加者はウェビナーの閲覧のみ可能で、カメラ機能を使うことはできません。そのため、 Zoomウェビナーではホストから参加者の顔を見ることはできません 。また、設定から強制的に参加者のカメラをオンにする機能もありません。
ZoomウェビナーではQ&Aやチャット機能などで双方向のコミュニケーションを取ることもできますが、基本的には対面のセミナーのように一方通行に情報を伝えることを想定されています。そのため、通常は参加者に顔出ししてもらうことはできません。
視聴者の画面からも他の視聴者の顔は見えない
視聴者のカメラ機能がオフになっているため、当然 視聴者の画面上で他の視聴者の顔を確認することはできません 。
視聴者側の画面がどうなっているのかを簡単に紹介します。デフォルトの設定ではホストの画面が映し出されるようになっています。ホストがギャラリービューやスピーカービューなどを切り替えると、視聴者の画面にも同じように反映が可能です。
視聴者の画面で使える機能も説明しましょう。まず、すべての参加者に発信できるチャット機能があります。ホストとパネリスト、ホストと参加者、参加者同士など柔軟にやりとりが可能です。個人に向けたチャットも送ることができます。
他にも、講師に質問ができるQ&A機能、パネリストであれば使用できる画面共有機能があります。
参加者をパネリストに変えればカメラをオンにすることは可能
Zoomウェビナーでは、参加者のカメラをオンにすることができません。しかし、参加者のステータスを視聴者からパネリストに変更すると、参加者のカメラをオンにすることができます。
パネリストは1,000人まで追加できるため、大規模なウェビナーでなければ 参加者全員をパネリストにして、参加者の顔を見ながら進行することも仕組み上は可能 です。
ただし、パネリストに昇格する際に、参加者がウェビナーから外れる可能性があります。また、参加者にパネリストになる設定をしてもらう必要があります。事前にリハーサルをして、動作の確認や設定の手順を確認しておくと良いでしょう。
Zoomミーティングを使うという方法も
先ほど解説したように、Zoomウェビナーでは参加者をパネリストに変更する必要があります。しかし、Zoomミーティングでは参加者側でカメラの設定を変更できるので、ホスト側で特別な操作をすることなく顔出しができます。
プランにもよりますが、Zoomミーティングの定員は100名から1,000名です。Q&A機能が使えないデメリットもありますが、社内向けのセミナーなど 小規模なウェビナーでは、Zoomミーティングを利用して開催する方法もある ことを覚えておきましょう。
Zoomウェビナーは、こちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
Zoomウェビナーとは?機能やZoomミーティングとの違いも紹介
Zoomウェビナーで参加者に顔出ししてもらうポイント
パネリストへの変更やZoomミーティングを使用すると仕組みとして顔出しが可能であっても、 基本的に参加者は顔出しをしたくない ことは前提として知っておくべきでしょう。次のような理由が考えられます。
- メイクや着替えが面倒
- プライバシーの保護
- 部屋の様子や家族を映したくない
さまざまな理由で顔出しをしたくない方がいることを踏まえたうえで、どのように顔出しを促していくかを考える必要があります。ここでは、参加者に顔出しをしてもらうポイントを解説します。
Zoomウェビナーの使い方!ウェビナーを開催するための設定・操作方法
事前に顔出しのお願いをする
参加者からすると、ウェビナーの最中にいきなり顔出しのお願いをされても困ってしまいます。申し込み時や事前の案内メールで、顔出しのお願いについて案内しておきましょう。
参加者の中には、メリットがわからず顔出しを拒否する方もいます。参加者の理解度に応じて内容が補足できるためウェビナーの質が上がる、参加者同士の顔が見えて安心感が生まれるなど、 顔出しするメリットをあわせて伝える のがおすすめです。
フィルター・補正・エフェクトを案内する
Zoomアプリには、外見を補正する機能があります。顔色が良くない、見栄えが良くないなどを気にしてカメラをオンにしたくない、という方も参加者の中にはいます。フィルターや補正、エフェクト機能で肌をなめらかにしたり、顔色を明るくしたりできることを事前に案内しておきましょう。
ウェビナー前とウェビナー中のどちらでも調整できますが、ブラウザではなくアプリのみの機能であることに注意しましょう。
バーチャル背景を案内する
自室や参加している場所が画面に映るのが嫌な方もいます。そのような方のために、バーチャル背景機能があることを伝えましょう。
バーチャル背景機能では、好きな画像を自由に背景として設定できます 。自分の後ろを映さずに済むため、生活感を出さずにウェビナーに参加できます。
Zoomのデフォルトで用意されている画像はリゾート地の背景画像が多くありますが、ウェビナーでは目立ってしまうかもしれません。会議室やシンプルな部屋など落ち着いた画像がおすすめであること、また画像を無料でダウンロードできるサイトを案内すると良いでしょう。
参加者の名前を変更する
自分の顔とともに名前が映し出されることを気にする方もいるかもしれません。 Zoomウェビナーではプライバシー保護のために名前を変更することが可能 です。事前に参加者に伝えておくことで、安心して参加してもらえるようにしましょう。
ホストが変更する方法のほか、参加者自身で好きな名前に変更もできます。こちらもあわせて案内しておきましょう。
マスクを着用してもらう
顔が画面いっぱいに映ることに抵抗感がある人は少なくありません。マスクの着用を可能にしておくと、抵抗なく参加してもらえるかもしれません。
マスクを使うと顔の一部を隠すことができるため、安心感につながります 。また、メイクをする時間がない女性やひげをそり忘れた男性なども、マスクがあると顔出ししてもらいやすくなります。
ホスト側としては参加者の表情が読みづらくなるのが心配になりますが、目元やジェスチャーだけでも参加者の雰囲気は読み取ることはできます。マスクをしていても大丈夫だと伝えて、できるだけ顔出しのハードルを下げるようにしてみてください。
Zoomウェビナーで参加者に顔出ししてもらおう
Zoomウェビナーで参加者に顔出ししてもらうためのアイデアをご紹介しました。
顔出しをするとコミュニケーションが活発になり、ウェビナーの質が高まります。参加者の満足度向上にもつながるので、参加者への顔出しはお願いすると良いでしょう。
ただし、顔出しに抵抗感がある人も多くいます。補正やバーチャル背景などのZoomの機能を使ってもらい、マスクを着用したままでも参加できることを伝えると、顔出しへの不安感は軽減されるでしょう。
事前に案内しても顔出しNGの視聴者が多い場合は、無理して顔出しをお願いしない方が良いかもしれません。チャットやアンケート機能など他にもコミュニケーションをとれる機能があるので、そちらの機能を有効活用してみてください。