【ビジネスメール】日程調整の返信で「大丈夫です」の適切な言い換え例文

【ビジネスメール】日程調整の返信で「大丈夫です」の適切な言い換え例文

日程調整のメールに「その日程で大丈夫です」「いつでも大丈夫です」と返信したい場合、どのような表現をつかっていますか?

「大丈夫」という言葉は否定の意味で用いることもあるため、誤解が生じる恐れがあります。また、とくに上司や取引先の人に「大丈夫」という表現は、あまり適切ではないでしょう。相手に誤解なく良い印象を与えるため、表現に気を付けることは大切です。

この記事では、日程調整の返信で「大丈夫です」をよりビジネスライクな言葉遣いで表現するための例文をご紹介します。異なる状況に応じた適切な言い換え例文を見ていきましょう。

この記事でわかること
  • 「大丈夫です」の適切な言い換え表現
  • ケース別の日程調整メール例文
  • 注意点や付け加えると良い文言

日程調整の返信で「大丈夫です」の適切な言い換え例文

日程調整(アポ)を承諾する場合のメール返信例文

ここでは、ケース別に「大丈夫です」の代替表現について紹介します。具体的な表現を使い分け、相手と円滑なコミュニケーションを図りましょう。

初めにビジネスメールのマナーとして、日程調整メールの基本の型を押さえておきましょう。ビジネスメールは 『件名』『宛名』『挨拶・名乗り』『用件』『結び』『署名』の6つの要素 で構成されています。まずは、この型を守ることを意識し、丁寧かつ分かりやすい文章を心がけると良いでしょう。

また、 内容を承諾する場合は、メールを受け取ってから、遅くとも24時間以内までに返信 するのがビジネスマナーです。

これらを踏まえた上で、シチュエーション別の例文を見ていきましょう。

なお、ビジネスにおける日程調整メールの書き方や、こちらから送った日程調整メールに返信がない場合の催促の方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

一つしかない候補日程を承諾する場合

提案された日程が一つだけだった場合に、承諾の意味で「大丈夫」と返信したい時の例文をご紹介します。言い換えの例として、以下のような表現があります。

「ご提示いただいた日程で問題ございません」
「ご提示いただいた日程で差し支えございません」

まずは、 日程調整していただいた感謝の一言から始めて、「ご提示いただいた日程で問題ございません」などと伝える ようにしましょう。

取引先からのメール文面

件名:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社〇〇
開発部 第一課
△△様

お世話になっております。
●●株式会社 営業部▲▲です。

以前よりご紹介しておりました新商品について、
説明会の準備ができましたので、ご連絡いたします。

今週中の実施をご希望いただいていると伺っております。

候補日が少なく大変申し訳ございませんが、以下の日程でご都合いかがでしょうか。

▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼

ご都合が合わない場合は、来週以降で調整することも可能ですので、
お気軽にご連絡いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
●●株式会社
営業部▲▲

電話:
メール:
————————————————–

「ご提示いただいた日程で問題ございません」

返信例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会のご案内いただき、誠にありがとうございます。
ご多忙にもかかわらず、今週中でご調整いただき、申し訳ありません。

ご提示いただいた日程で問題ございません。

▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

「ご提示いただいた日程で差し支えございません」

返信例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会の日程をご提示いただき、誠にありがとうございます。
ご提示いただいた日時で差し支えございません。

▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼

当日、お会いできることを楽しみにしております。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

提示されたどの日程でも大丈夫な場合

相手から複数の日程候補をもらったときの返事で「どの日でも大丈夫」と言いたい場合、言い換えの例として、以下のような表現があります。

「何日でも差し支えございません」
「ご提示いただいたどの日程でも問題ございません」

他の表現として、 「構いません」や「結構です」も適切に聞こえるかもしれませんが、ぶっきらぼうな印象を与える恐れがあります 。また「結構です」は「大丈夫です」と同じく誤解を与えやすい言葉なので避けた方が無難でしょう。

取引先からのメール文面

件名:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社〇〇
開発部 第一課
△△様

お世話になっております。
●●株式会社 営業部▲▲です。

以前よりご紹介しておりました新商品について、
説明会の準備ができましたので、ご連絡いたします。

つきましては、お手数ですが、
ご予定をお聞かせいただけますと幸いです。

下記の日程でご都合のあう日時を
お知らせいただけますでしょうか。

【候補日】
▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼
▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼
▼月▼日(▼)▼▼:▼▼~▼▼:▼▼

上記の日程が難しい場合は、気兼ねなくお申し付けください。
お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

「何日でも差し支えございません」

返信例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会の日程をご提示いただき、誠にありがとうございます。

ご連絡いただきました候補日について、
何日でも差し支えございません。
▲▲様のご都合にあわせてご調整いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

もし、相手から時間帯を複数提示された場合は、「何時でも差し支えございません」にすれば問題ありません。

「ご提示いただいたどの日程でも問題ございません」

返信例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会のご案内いただき、誠にありがとうございます。

ご提示いただいたどの日程でも問題ございません。
▲▲様のご都合にあわせてご調整いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

同様に相手から複数の時間帯を提示された場合は、「どの時間帯でも問題ございません」と言い換えましょう。

「いつでも大丈夫」と伝えたい場合

先方から日程の提示がないケースもあります。その場合は、以下のように返信すると良いでしょう。

「特に希望する日はございません」
「どの日程でも差し支えありません」

また、「△△様のご都合のよろしい日程で」など、 相手に合わせる姿勢であることを示すと、先方から好印象を持たれます 

取引先からのメール文面

件名:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社〇〇
開発部 第一課
△△様

お世話になっております。
●●株式会社 営業部▲▲です。

以前よりご紹介しておりました新商品について、
説明会の準備ができましたので、ご連絡いたします。

来月初旬に開催できればと考えておりますが、
ご都合はいかがでしょうか。

ご不明な点ございましたら、お気兼ねなくお申し付けください。
お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします

————————————————–
●●株式会社
営業部▲▲

電話:
メール:
————————————————–

「特に希望する日はございません」と言い換える場合

返信例文例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会のご準備いただき、誠にありがとうございます。

ぜひ来月初旬の開催に向けて、進めさせていただきたく存じます。
こちらは特に希望する日はございませんので、
▲▲様のご都合にあわせてご調整いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

「どの日程でも差し支えありません」と言い換える場合

返信例文例文

件名:Re:新商品説明会についてのご相談

本文:
株式会社●●
営業部
▲▲様

お世話になっております。
〇〇株式会社 開発部第一課△△です。

新商品説明会のご準備いただき、誠にありがとうございます。

ぜひ来月初旬の開催に向けて、進めさせていただきたく存じます。
こちらはどの日程でも差し支えありませんので、
▲▲様のご都合にあわせてご調整いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

————————————————–
〇〇株式会社
営業部△△

電話:
メール:
————————————————–

日程調整時には「大丈夫」という表現に注意しよう

本記事では、ビジネスシーンにおける「大丈夫です」という表現の代替表現をご紹介しました。便利な言葉ですが、誤解を招く可能性があり、上司や取引先に使う表現としては不適切です。

「差し支えございません」「問題ございません」などの表現に置き換えると、丁寧でビジネスシーンに適した文面になります。また、日程の調整をしていただいているお礼や、先方の都合に配慮する文言もいれるようにしましょう。

なお、日程調整ツール 「VIVIT LINK (ビビットリンク)」 を使えば、 日程調整は完全自動化が可能 です。メールを作成する必要がなくなることで、日程調整にかかる時間は 1件あたり30秒まで圧縮 でき、業務の効率化に大きく貢献します。

記事監修者

記事監修

津曲雄也コンサルティングセールス・ウェブ解析士

マーケティング支援ツールのコンサルティングセールスとして導入支援をおこなう傍ら、自身もオンライン商談を月に50回以上実施。その知見を活かし自身が出演するYouTubeチャンネルでも動画を数多く公開。